軽量・薄型免震装置の開発と普及
免震装置のアイデアは、2001年から「建築物の損傷制御技術開発準備委員会」として北海道立北方建築総合研究所(北総研)と 情報交換を行なってきた中から生まれました。準備会を開始した2001(平成13)年当時、北総研は北海道立寒地住宅都市研究所(寒研) と呼ばれ札幌市内にありましたが、2002(平成14)年に旭川に移転し、その後も同委員会や共同研究の中で免震装置の試作や改良が繰り 返し行われ、基本的な設計は完了しており、実用化に向けた活動を行っています。この装置の基本的な特許1件と関連特許2件、計3件の特許を取得しております。機器免震装置の少し詳しい説明が別添資料の中にありますが、NewsT研究所はこの特許の実施権 を取得し、免震装置を実際に用いるための技術的なサポートを行っています。
住宅用免震装置に関する共同研究
NewsT研究所設立以前から関連協力会社が中心となって行われていた次の2つの共同研究には、NewsT研究所の代表(石山祐二)も オブザーバーとして参加し、特許取得メンバーの一員となっています。 ●2002(平成14)〜2003(平成15)年度
共同研究「小規模建築物の免震化工法の開発」(北海道立北方建築総合研究所、NECネッツエスアイ(株)、ドーピー建設工業(株)、
(株)サーボテクノス)
研究概要:http://hri.pref.hokkaido.jp/024-2/pdf15AR/39.pdf
●2004(平成16)〜2005(平成17)年度
共同研究「小規模建築物用免震素子の性能及び施工性の向上と用途拡大へ向けての研究開発」
(北海道立北方建築総合研究所、NECネッツエスアイ(株)、ドーピー建設工業(株)、(株)サーボテクノス)
研究概要:http://hri.pref.hokkaido.jp/024-2/pdf17AR/19.pdf
●海外発表論文
Development of Compact Vibration Isolation Equipment Appliciable to Existing
Residences
ーRestoring Mechanism Utilizing Roller Bearingsー
Poster #:P-258,paper ID:378,13th World Conference on EarthQuake Engineering,August1-6,2004.
(株)ワールド山内(http://www.world-yamauchi.co.jp)
客員研究員
NewsT研究所の客員研究員は、免震装置の開発・普及のみならず種々の活動を行っています。客員研究員 倉持春夫
客員研究員 児島帝二
客員研究員 北山直身
客員研究員 鱒沢 曜